サブスクに救われた話
つい3ヶ月前くらいまで私が音楽を聴く手段はCDだった。
単純に高校生だった事や超絶機械音痴な為にサブスクの登録方法が理解出来ていなかった(馬鹿)という意味でもあるが1番はCDへのこだわりが強かったからである。
CDプレイヤーに挿入する音や
歌詞カードを手に持ちながら聴けること
コレクションとして置いておけること
アナログとしての価値に魅力を感じていた
ただ、やはり配信サービスが定着しつつある風潮の中でCDオンリーは不便に感じた
「CDへのリスペクトを忘れないようにする」ということを心に留めて遂にサブスクへ登録した
いざ使い始めてみると確かに便利である
月々1000円弱を払えば何曲でも何回でも再生可能である点は当然CDを購入する費用をかなり抑えられる
利率は把握していないが再生する事にアーティスト側へ収益として還元される。CDでは何度再生しても最初に支払った以上の収益は無いのでとても良いシステムだと感心する
また、SNS等で目にしたアーティストを即座に知ることが出来る点がとても素敵だと感じている。CDで聴いていた頃よりも圧倒的に音楽を聴く数が増えている。
音質が粗悪な訳でもなくこれといって挙げる欠点が今のところ見つかっていない
やはり時代はデジタルなのだなと実感する
このコロナ時代においてもサブスクは大層活躍してくれている
コンサートは軒並み中止な為に生音を聴けないストレスや、CDショップが営業していない為にオンラインでしか購入できない。
そうなると「ジャケ買い」なるものが行えないのである。
音楽好きとしてはジャケ買いを通して未知の音楽を知る楽しみとギャンブル性のあるドキドキ感を味わえないのはかなり苦痛である
CDのみで音楽を聴いていると新譜が出ても聴けない事があった。
特にこのコロナ時代においてはネットで購入したCDすらなかなか届かない。
事実いま私は好きなバンドの新譜がなかなか配達して貰えずフラストレーションを溜めている
ただ、ここで私はサブスクに救われた
最近のアーティストは新譜を出すと同時にサブスクでも配信を開始してくれているのである
現物のCDを手に出来ない不満はあるものの音を聴くことが出来る喜びは大きい
不要不急と言われる音楽関連の中で唯一の希望となったのがサブスクであった
先日ロックバンドのlynch.がライブハウス支援企画と称してSingle「OVERCOME THE VIRUS」を発売した
このCDと同時発売したグッズによる収益を
過去にlynch.が出演した全国のライブハウスに寄付をするというものだ
サブスクでも同内容の楽曲が配信されており
再生された分だけの収益もまた全国のライブハウスに寄付されるようである
当人たちも十分な音楽活動を行えない中で
かつて出演したライブハウスに恩返しを行う素晴らしい活動だと感じる
私もこの活動に是非参加したく、CDを購入した。夜は一晩中サブスクでリピートして少しでも貢献しようと思う