全く活動をしない不健全ミュージシャンをディスる
ミュージシャンの仕事は大体「創作活動」と「演奏活動」の2つに分かれると言っても過言ではない。
ファン側からしたら両方うまい塩梅で行ってくれるのが理想であってどちらか一方をサボると一部(又は多数)のファンからクレームやら批判のムーブメントが起こるのは当たり前のことだろう。
しかしミュージシャン側にも戦略はあるだろうからライブを沢山してファンを喜ばせようとしたり新曲を沢山だしてメディアに取り上げてもらって新規ファンを獲得しようとする時期もある。
それは、ミュージシャンも収益を求めなければ生きていけないのだから仕方ないしファンは理解を示して応援するべきだろう。
ただ、ライブもしない新曲も出さない。
実質活動休止みたいなもんだけど活休宣言はしない。みたいな幽霊ミュージシャンもたまにいるのだ。
バンドメンバーがそれぞれソロ活動で飯を食べていけるだけの収益を得られているからバンド活動をする必要がないような天才達の集い。
そりゃあバンドなんてメンバー間の意見が対立する事もあるだろうし各々の音楽趣向も全く同じな事は無いだろうから面倒事も多いだろう。
一方でソロ活動なら全て自分の好きな事ができから楽しいだろうし余計なストレスがないのでバンドと比べると楽しいのだろう。その気持ちはわかる。わかるけど、バンドのファン(特にソロに興味ない)人からしたらたまったもんじゃ無いのだ。
「年に一度ライブやっておけば良いだろう。古参のファンは大した活動しなくても離れないだろう」
的なあしらわれ方を、しているようで自分の好きなミュージシャンにも関わらず腹が立ってくる。
そもそもバンドで名を上げた人間のソロ活動なんて副業みたいなもので、あくまでバンド活動が本業だろう。なのに本人は呆気らんとした顔でソロでツアーを行いアルバムを発表し生き急ぐようにソロ活動をするのである。
「何年も新曲を出さない・年に一度だけチケット確保困難なライブをやるだけ」のようなバンドのファンが喉から手が出るほどに欲しているライブツアーやアルバム発売をソロ活動でバンバンと発表されるこの惨めさ。
僕は何の為にこのバンドのファンをやってるんだろうかと不思議に思う事もある。結局のところメンバー本人はバンド活動を本格化させる気はないんじゃ無いだろうかと勘ぐって勝手に情緒不安定になる。
そんな事で情緒不安定になるなんて心が弱すぎるだろと思うかもしれないが命を賭けていいほどに愛してるバンドの寿命が近づいてるのでは無いかと考えると正気でいられるわけがない。
いっその事もう「解散」やら「活動休止」やらを発表してくれた方が心の平穏は保たれるかもしれない。見切りがつけられるかもしれないのに嫌な事に一応生存状態を留めておくと言う焦らしプレイをしてくるのである。
そもそもお前達は音楽活動をする為のバンドなのではないのか?何を仕事さぼってるんだ?早く活動しろ。と言いたい。
こういうとメンバーを狂信する盲目ファンは「本人達のやりたい事をやらせてあげるのがファンとしての務め。活動を強要するなんて非人道的だ」みたいな事を言ってくるが奴らは仕事をしていないのだ。
仕事をする以上はニーズに応えると言うのは至極当然な行いな筈なのにミュージシャンにという職業に限っては許される。例えるならマクドナルドでチーズバーガーを注文したら店員が「私はポテトを作りたいからポテトね」と言ってくるようなものだ。そんなものを求めていない。
彼らは「活動休止宣言」をしないくせに活動をしない。つまり無断欠勤しているのだ。一般の会社なら無断欠勤は断固として許されるべきではない行為な筈だがミュージシャンに限っては何故か許されてしまう風潮が大嫌いだ。
忙しい職業なのは重々承知しているし素人ファンからしたら彼らの努力など理解できないだろう。ただ、理解できないからこそ活動しない理由を納得がいくように説明して欲しいのだ。
こんな事を言っていては「わがまま」なんて批判されるかもしれないがミュージシャンに活動を求める事の何か悪い事なのだろうか。学校教師に勉強を教えてと求めているのと同じ。
結局何が言いたいかと問われれば、自分の大好きなミュージシャンが何も活動しないにも関わらずファンにチヤホヤされる状況がバンド自体に緊張感のない雰囲気を纏わせてしまわないだろうかと危惧をしているのです。
彼らがそのような妥協に流れる弱い人間だとは到底思っていないが、レスポンスがないと人間は不安になるのです。それが言いたかっただけなのです。